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光の王国第1話―The Shining Kingdom―

――まえがき――

 どうもカズです。しばらく更新サボってました。
 ところで、僕は学校の部活で小説を書いてます。2ヵ月に1回原稿を提出して部誌を発行しています。というわけで、その部誌に掲載したものや、ここでのオリジナルの話を書いていこうと思うので、最後まで読んで感想を寄せて下さると光栄です。
 ではではお楽しみください。



時はウィザード歴二〇一二年。
ここはサンシャイン王国――通称『光の王国』。
ここでは魔法が当たり前のように使われており、人々は魔法を使い日々生活している。例えば、水の魔法『ウォーター』を使って水と出現させ、火の魔法『ファイア』を使ってその水を沸かす。また、風の魔法『ウィンド』を使って洗濯物を乾かしたり、土の魔法『マナ』を使って植物の成長を早めたりしている。
 人々が魔法を使うためには『魔力』が必要であり、魔力の量は人それぞれ違う。そして、それぞれの魔法の属性に対応する精霊の力を借りなければならないのだ。
 
――火の精霊『サラマンダー』――
――水の精霊『ウンディーネ』――
――風の精霊『シルフ』――
――土の精霊『ノーム』――
――光の精霊『レイ』――
――闇の精霊『シャドウ』――

人々は魔法を使うとき、これらの精霊から力を借りる代わりに、魔力を消費するのである。




さて、そんな国に生まれた俺――柊俊介(ひいらぎ しゅんすけ)――は、今日から魔法使いを育成する学校、『スペルアカデミー』の中等部へ進級することになっている。
「中等部は・・・っと、ここか。」
俺には同じく今日からここに入学する幼馴染がいるのだが、寝坊してしまったらしくまだここには来ていない。
「・・・ったく、初日から寝坊するやつがいるかよ。」
 「まあいいや、とりあえず入ろう。」
 このアカデミーは中等部だけで約五百人、初等部と高等部を合わせると生徒の数は二千人を超えるらしい。
 
 「俺の教室は・・・っと、ここか。」
 
 ――ガラッ――

 「さすが中等部、初等部とは違って設備も充実してるな。」
 教室の壁は初等部の教室よりも頑丈にできており、少々魔法の威力が強くてもビクともしなさそうだった。
 初等部では黒板だったが、ここの教室はホワイトボードとプロジェクターだった。授業はプロジェクターでホワイトボードに映し出し、大事なところは教師が書き足すのだろう。
と、教室の中を見物していると

――ドタドタドタドタッ――
――ガラッ――

「はぁはぁ・・・ま、間に合ったぁ・・・。」
一人の女子生徒が教室の中に駆け込んできた。そしてそいつは、
「初日から遅刻しかけるなんてどんな神経してるんだよ・・・遥香。」
幼馴染の松原遥香(まつばら はるか)だった。
「だって・・・気がついたら目覚まし止めて二度寝してたんだもん・・・。」
はぁ・・・まったくこいつは・・・。
しかし、こう見えても遥香は魔法の実力なら俺よりもはるかに上で、今まで一度も勝負に勝てたことがない。アカデミーでは、俺たちの学年の首席だ。俺とは天と地の差がある。

――ガラガラ――

「ん?担任の先生が来たみたいだな。席に着こうぜ。」
「みんな席着いたかー?じゃあこれから進級にあたって、中等部の説明をさせてもらう。」
「その前に、まずは俺の自己紹介からだな。俺の名前は新城義郎(あらき よしろう)だ。気軽によしくんとでも呼んでくれ。」
よしくんって・・・。
「俺はここのアカデミーの卒業生・・・つまりお前らの先輩ってことになる。だから何か困ったことがあれば気軽に聞いてくれ。」
「とまあ、俺のことはこれくらいにしてだ。みんな進級おめでとう。今日からお前らは中等生だ。初等部にいたころの経験を活かして、さらに上を目指してほしい。」

――初等部のころの経験・・・ねえ・・・。――

多分ここにいる全員が同じ感想を抱いただろう。なぜなら、俺たちは初等部のころ特にこれといったことは何一つ学んでいないからだ。この国に生まれたら誰もが知っている常識を教科書を通じて再認識したり、アカデミーに入学する段階で既に使えるくらい簡単な魔法を演習したりしたくらいで、初等部にいたからできたというものはほとんどないのだ。

そんな調子で担任の話は終わり、俺たちは下校となった。

 「この話を聞くためだけに来るなんて馬鹿らしいよな。」
 「俊介、帰りに街に出ない?」
 「どうした?見たい服でもあるのか?」
 「ううん・・・服も見たいけど、今日は別件。」
 「違うのか?」
 「ちょっと図書館に行きたくて。」
 「図書館って・・・お前一昨日借りたばっかりじゃないか。」
 「もう読み終えちゃったから。」
 読み終えたって・・・。あんなに分厚い魔導書を二日で読み終えたのかコイツは・・・。
 遥香は暇さえあれば図書館から魔導書を借りて読んでいる。そうやって魔法の知識をどんどん取り入れているから、学年主席にもなれたんだろうな・・・。
 「俊介も一回魔導書読んでみたら?結構面白いよ?」
 「お前にとっては面白いかもしれんが、俺にとっては面白くない。そもそも読む気すらしない。」
 「俊介、折角光の精霊を感じ取れるのにそれを活かさないともったいないよ。」
 光の精霊と闇の精霊・・・この二つの精霊は他の四つの精霊よりも恥ずかしがり屋で、滅多に人前に出ることはない――というよりは、感じ取れる人が極端に少ないのだ。
 俺はいつからか光の精霊を感じ取れるようになっていた。しかし、光の魔法を覚えようとしないため俺は何一つ光の魔法を使えない。
 遥香はこのことを知っているからこそ俺に魔導書を読ませようとしているのだろう。
 「知るかよ。俺が光の魔法を使えるようにならなくてもお前には関係ないだろ。」
 「・・・分かった。でも絶対いつか光の魔法を使いこなせるようになってね。」
 どうしてコイツはそこまでこだわるのだろうか。俺が光の魔法を使えるようになったところで、遥香にはいいことなんて何もないのに。
 遥香が本を読んでいる間、俺は漫画や雑誌を読みながら時間を潰した。

 「さてと。遥香―、そろそろ帰るかー?」
 お昼時になりお腹も空いてきたので、俺は遥香に呼びかけた・・・が、返事が返ってこない。
 「本を読むのに夢中なのか・・・?」
 そう思って俺は、遥香の元へ行った。
 「おーい遥・・・香?」
 ・・・が、いない。
 荷物はあるし、読んでいたのであろうページが開かれたままなのに、本人がいない。
 アイツは一度手にした本を読み終えるまでは、他の本に手を付けないやつだ。今までだって一度も見たことがない。それなのに本を読みかけて席を立つなんてありえない。

 ――嫌な予感がする――

 俺の第六感がそう言っていた。
 俺は図書館を飛び出し、遥香を探しに駆け出した。

To be continued
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2012-05-29(Tue)
 
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